山田家のプラモデル、ガンプラ日記ブログ。初心者でもこつこつと

幼い子持ちの父のガンプラ日記。2016年からガンプラ作り始めた初心者のブログです。製作日記や便利な道具、自作方法の紹介をしています。

ゴッドハンドアルティメットニッパーをガンプラ初心者におすすめしたい

こんにちは。山田家父です。今回はガンプラ等、プラモ初心者におすすめのニッパーを紹介します。 ガンプラには欠かせないニッパー、今まで購入した3種類を比較してみます。

先に結論を書くと、

「ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー5.0」一択ですよお父さん!です。

燕三条の職人による超極薄の刃がゲートの切れ味、切れ跡、共に究極の感動を手にする事ができます。

この後、その理由についてずらずらと書いていきますので、宜しくお願い致します。

パーツの切り離し

私もそうでしたが、初心者はニッパーでパーツを切り離すとなれば、ランナーから直接パーツを切ります。 パーツぎりぎりの所をニッパーでパチンと。

しかし、これが大きな間違いでした

もちろん、ただガンプラを作りたい。という方にはこのまま作ってもいいでしょう。 最近のガンプラはスナップフィット式という、接着剤不要で作れますので、 完成すればそれなりに達成感もありますし、完成後に遊ぶ事もできます。

グリグリ動かして楽しむ方も製作に時間はかけたくないので、パチパチと切ってもかまいません。

漢なら、素手で引き千切ってもいいでしょう。

  • 直接、ランナーからパーツぎりぎりをカットした場合のメリット

    • 早く完成することにより、すぐガンプラで遊べる
    • 1体1体にかける時間が短くなり、複数製作してもストレスが少ない
  • デメリット

    • 切り口がガタガタ
    • 切った跡が白化する
    • ゲートだけではなく、パーツ本体も削ってしまう事がある


ここで、ランナーとゲートの説明です。

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ガンプラをあけると、小さなパーツがプラの太い棒で繋がれています。この太い部分がランナー。パーツぎりぎりになるにつれ、細くなっている部分がゲートとなります。 ゲートは細ければ細いほど、切った跡は目立ちにくいのですが、物流の強度上、どうしても太い部分もできてしまいます。 パーツによってはアンダーゲートという、切り口が目立たない成型方法もありますが、 殆どのHGのガンプラにはアンダーゲートはありません。

そこで、ニッパーにこだわりだします。 始めは100円ショップのニッパーでもいいと思います。 ここで跡とか気にしだしたら時間も掛かってしまいますし、完成する前に飽きてしまってはせっかくの新規ガンプラビルダーが減ってしまいます。 まずはガンプラを完成させる楽しみを優先させましょう

製作していくと、できるだけ綺麗に作りたい。という感情が沸きあがっていきます。 いざ、完成してみると、ゲート部分が触ると指に引っ掛かったり、黒いパーツは特に白化が目立ちますので、ちょっと満足できなくなってしまいます。

初心者の私のニッパー購入履歴

まず、私が初めて購入したニッパーがホームセンターで買ったニッパーでした。 f:id:waithi:20170130120816j:plain エンジニアというメーカーの「NP-05」という小型ヘッドで基板作業や模型制作に最適というキャッチフレーズで購入しました。 見た目はかっこよく、持ちやすい形状です。始めはプラ用ニッパーを知らなかったので、これでも十分に満足していました。

エンジニア マイクロニッパー NP-05

エンジニア マイクロニッパー NP-05

次に購入したニッパーがタミヤのクラフトツール 薄刃ニッパーというものです。 f:id:waithi:20170130122752j:plain 画像のニッパーは、すでに20体以上のガンプラを作りあげたニッパーですので、多少の錆がありますが、まだまだ使えます。 このニッパーを買った時もサクッと切れる感じが気持ちよかったです。

そしてこれが最近買ったニッパーです。 f:id:waithi:20170130123437j:plain その名も、「ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー5.0」 この切れ味は凄まじいです。プラにスッと刃が入っていきます。上手く切れる時はニッパーの「パチッ」という音もありません。

「あれ、プラスチックってこんな素材だっけ?」

と感じるくらい「ストッ」と切れます。

f:id:waithi:20170130123723j:plain 究極と書かれたカバーも付属します。究極の文字に偽りはありません。 しかし、値段はそこそこします。定価は現在は値上がりして4800円(税抜き)になります。 また、品切れも起こしやすく、その際は高騰していまいますので定価販売の時におすすめします。

ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

この商品については、メーカーHPの方が、私が語るよりも詳しいので以下リンクを参考してください。

アルティメットニッパー | ゴッドハンド株式会社 オフィシャルサイト

f:id:waithi:20170130145603j:plain 3種類の比較です。左から、アルティメットニッパー、薄刃ニッパー、エンジニアのニッパーです。 f:id:waithi:20170130145613j:plain どれも刃は薄いのですが、左から順に厚くなっていきます。

切り口比較

今回は、切り口をお伝えする為、濃色のランナーを用意しました。 f:id:waithi:20170130125011j:plain このランナーで、私が所有している3種類を比較してみたいと思います。

エンジニアのニッパーの場合

f:id:waithi:20170130125102j:plain 切り口はそこそこ平らですが、白化が激しいです。ランナーという太い部分のせいもありますが、小さいパーツでも白化する事が多かったです。 しかし、このニッパー、今はゲートカットには使用していませんが、刃が丈夫ですので、虫ピンを切断する際に重宝しています。 メーカーの切断能力では、銅線:φ0.8mmとありますが、虫ピンの素材、ステンレスの1.0mmを切断しても今のところ刃こぼれせず、切り口も100円ショップのニッパーに比べ格段に綺麗にきれますので、これでバンバン切っています。

タミヤのクラフトツール 薄刃ニッパーの場合

f:id:waithi:20170130125747j:plain 切り口は綺麗に平らなのですが、やはり白化してしまいます。 また、このニッパーはゲート処理用でランナーの切断は不向きですが、比較の為に切断しました。新品の場合はもう少し切れ味があります。 中級者以上のモデラーでしたら、このニッパーがコスパもよく、おすすめできると思います。

ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0の場合

f:id:waithi:20170130130040j:plain 一目瞭然です。このニッパーだけ片刃構造ですので、中心に白化がおこりません。 切り口もなめらかです。 デメリットとしては、商品の特性上、片刃であり、切刃の部分とまな板刃の部分がフラットではない為、パーツを切断する際、僅かに切り残しが発生します。切り方によっては残さずカットする方法もありますが、失敗すると、パーツ本体もえぐってしまう事があります。 この切り残し、私にとってはメリット(後述)ですので、これでいいと思います。

何故初心者にとってアルティメットニッパーがおすすめなのか?

初心者は塗装しない

ガンプラ初心者は、塗装しません。未塗装でとりあえずパチ組です。 その際、出来るだけ綺麗に製作する為、ゲート跡を処理しようとすると、切断性がより求められます。 白化が出来るだけ起きないこのアルティメットニッパーが特におすすめなのです

全塗装する方は白化は関係ない。

全塗装をする際、求められるのは、切断面のフラット化。つまり、段差なく切れれば白化は関係ありません。 塗料の食いつきをよくするため、表面全体をヤスリで綺麗にします。その時にゲート跡も様々な方法で処理し、その上から塗料を乗せますので、いくら白化しようが塗装で完全に消す事ができます。 タミヤの薄刃ニッパーでも、切り口が綺麗に切れますし、取りまわしもいいのでこれでもいいと思います。

だからこそ初心者はアルティメットニッパー

最近のガンプラは成形のパーツの色分けもよく、そのまま未塗装で組んでも十分飾れる程の出来栄えになります。 私が子供の頃のプラモデルのイメージとは全然違う印象です。

しかし価格が高い。私もそう思っていました。「ニッパーに4000円以上も掛けられるか」と。 4000円もあれば1000円以下のHGガンプラなら4体買えます。 所詮ニッパーなんて1000円ぐらいでいいのじゃないかと思っていました。

工具というのは、価格と性能がしっかりと比例します。もちろん、使い手にもよるでしょうが、初心者には技術がありません。 そこを工具でカバーするのです。

価格が安いニッパーを下から順に買っていったからこそ、初心者にはアルティメットニッパーをおすすめしたいと思います。 もし、ガンプラを作り始めでホームセンターにニッパーを買いに行っている自分と出会う事があれば、しばいてでもアルティメットも買わせます

ニッパーを表裏逆で切断し、ゲートを残し、ゲートをヤスリで削る事により、ゲート跡を殆ど目立たなくさせる事は可能で、今もそのやり方でゲート処理を行っていますが、ヤスリをかける際、できるだけゲートを小さくした方がヤスリ掛けの作業の時間が短くなります。 この時、ゲートの白化が、ゲート部分だけでしたら、削った跡は綺麗になりますが、稀にパーツまで白化が侵食している場合があります。 それを防ぐ為、多めにゲートを残して切らないといけません。

そこで、アルティメットニッパーの僅かな切残しが大活躍します。白化もほぼなく、切残し部が僅かの為、ヤスリを軽くシャッシャとかけるだけでゲート処理が終わってしまいます

このヤスリ掛けが非常に時間を取られる作業で、未塗装での作業効率を上げる為にも重要な工具となります。

また、合わせ目を接着する際も邪魔にならない程の切残しですので、そのまま合わせ目処理の工程に移れます。

私がもし、始めからアルティメットニッパーを使っていたら、これまでよりももっと数作れただろうなと、後悔したぐらいの性能を発揮してくれています。

最近は、ゴッドハンドより少し安価な片刃ニッパーも発売されているようなので、こちらは試していませんが、気になっています。

ゴッドハンド PN-120 片刃ニッパー

ゴッドハンド PN-120 片刃ニッパー

ニッパーを買う前にこのブログを読んで下さった方には、是非検討してください。

長文、ご拝読ありがとうございました!

ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

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