ガンプラでアクリジョンの筆塗りにはエアブラシ用のうすめ液がいい感じ
こんにちわ。ガンプラ初心者モデラー、ヤマダケチチです。
思い付きで漢字からカタカナにしてみました。
カタカナだとモデラーっぽいでしょ。とかいうしょうもない理由です。
筆塗りの達人、セイラマスオ氏や、メカニックデザイナーのカトキハジメ氏、などなど、レジェンドが沢山います。
私なんて去年始めたばかりのただのおじさんですから、足元すら及びません。
さて、今回はアクリジョンを使った筆塗りの塗装の仕方について実践した事を紹介します。
- アクリジョンとは
- アクリジョンのいいとこ
- アクリジョンの悪いとこ
- アクリジョンでの筆での塗り方でわかった事
- 我が家のアクリジョン
- 今回使用するアクリジョンはこれ!
- ガンプラのアクリジョン筆塗り実験開始!
- ガンプラにおけるアクリジョンの筆塗装の基本まとめ
- 筆塗りもいいけどエアブラシが欲しい
- おまけ 今年でMr.カラーが40周年だそうです。
アクリジョンとは
機能性と安全性を両立した新世代の水性塗料!
と謳っているクレオスさんの塗料です。
しかしこれが、なかなか扱いが難しく、使いこなすのが大変なんですね。
参考リンク
アクリジョンのいいとこ
安い!
1個150円くらいで買えます。
電気屋さんのプラモコーナーにも殆どおいてあると思います。
うちの近くのエディオンはアクリジョンだけ販売していました。
ほぼ無臭!
シンナー臭さがありません。塗っている間に気持ち悪くなりません。
ラッカー系だと、蓋を開けただけでぷーんと臭ってきますもんね。
水洗いが出来る!
乾燥前なら水洗いできます。
軽く水洗いしてからツールクリーナーを使えば、節約にもなります。
重ね塗りに強い!
乾燥後なら、上からアクリジョンを塗っても下地が溶けません。
アクリジョンの悪いとこ
隠ぺい力が弱い!
殆どの色が1発で塗れません。シルバーとかゴールドは隠蔽力高いですが。
筆ムラが起こりやすい!
塗りはじめは筆ムラばかりです。
塗膜が厚くなってしまう!これも隠蔽力が低いのが問題ですね。
アクリジョンでの筆での塗り方でわかった事
私、始めは塗料の事をよくわかってなくて、今でもわかってませんが、初めて買った塗料がアクリジョンだったのですね。
その時は専用うすめ液を買って塗っていたんですね。
このうすめ液はリターダーの役割が強く、筆塗りには難しかったんですね。
そこで出会ったのがエアブラシ用うすめ液!
筆塗りだったんで合わないのかなという先入観で買ってませんでしたが、
試しに買ってみるとこっちの方がしっくりきました。
アクリジョンの瓶のままで塗った時のような早い乾燥時間をそこそこ保持しつつ、筆で塗るにも専用薄め液より塗りやすい感じがしました。
塗っていくうちに乾いていくので、1つのパーツを塗ったら別のパーツ。その間に乾いてくるので、また元に戻って塗りと、重ね塗りがしやすかったです。
我が家のアクリジョン
これが私が今持っているアクリジョンです。ちょこちょこと買ってこんなに増えてしまいました。やすいもんでついつい模型店に行く度に買ってしまうんですよね。
しかも、1種類だけ、ジャーマングレーってカラーですが、持ってないかと思って買って帰ったら持ってたので、被ってしまいました…
今回使用するアクリジョンはこれ!
今回はこれをつかいます。「モンザレッド」です。
ガンダムの赤いパーツによく使われる色ですね。
そしてアクリジョンのうすめ液です。
左の青いのが専用うすめ液、右の緑がエアブラシ用うすめ液です。
エアブラシ用の方だけ、使用前に振って下さいと記載しています。
専用薄め液は透明に対し、エアブラシ用は少し白濁しています。
成分の違いはわかりませんが、なにかしら違うんでしょうね。
最近はもっぱらエアブラシ用ばかり使うので、専用うすめ液が減りません。
始めに買った時はいっぱい使うだろうからと大きいサイズで買ってしまいましたが、
始めはコスパ悪くても小さい方がよかったのかもしれません。
だいたい塗料3、うすめ液2くらいで溶きます。普通に塗るには薄すぎなような感じですが、私はこの希釈の方がしっくりきました。
今回使用するのはズゴックの足です。ズゴックが安かったので、練習用で使用しています。
ガンプラのアクリジョン筆塗り実験開始!
1回目の筆塗りです。塗料が薄いせいもありますが、この隠蔽力のなさ!下地がスケスケです。1回目では専用うすめ液のほうが発色がいいような感じです。
2回目です。気持ち濃くなりました。これでもまだまだです。
3回目です。この辺でエアブラシ用うすめ液の方が発色がよくなっていきます。
4回目です。少しづつ、少しづつ濃くなっていきます。気長な塗装です。
5回目です。ここで変化が出てきました。ここまで、片方塗ってもう片方、そしてカメラでパシャリとノンストップで塗ってきました。
専用うすめ液の方が乾燥が遅く、下地が乾いていないため、剥げだしました。
分かりますでしょうか?手前が専用うすめ液で希釈した方です。
分かりやすいように黄色の矢印を入れてみました。
この部分に筆が当たる事により、下地が剥がれて、プラの濃い色がより透けていってます。
こうなると、完全に乾燥させないといけません。
塗れば塗るだけ剥げていきますので、専用うすめ液の方はここでストップです。
5回の塗装後です。比べてみると、専用うすめ液の方が色乗りが悪い感じです。
また、まだ完全に乾いていないので、左のほうはペタペタします。
右のエアブラシ用の方は触れるくらいには乾燥しています。
このまま色を重ねていけばできますが、エアブラシ用より多い回数重ねないといけません。
ということでエアブラシ用のみ重ね塗りをしていきました。
最終的に9回重ね塗りしています。多い(笑)
急いで塗ったので、気泡やらゴミやらでちょっと粒がありますが、まあまあいい感じに塗れました。サフ無しで直接塗っていっても頑張れば塗れます。
今回は隠蔽力の弱い赤系でそのままのプラ地に塗りました。本来ならあらかじめグレーを混ぜた白などで下塗りをしたほうがいいかもしれませんね。
下地が白だと綺麗に発色してくれます。
裏面です。粒粒以外は綺麗な塗装面です。
ガンプラにおけるアクリジョンの筆塗装の基本まとめ
筆塗りはまだまだ難しいですねー。
専用うすめ液とエアブラシ用うすめ液の違い、文字だと説明しにくい…
塗った感触が違うんですよ。また、エアブラシ用の方が伸びがよくなる感じです。
基本はうすく
アクリジョンの筆塗装については、一度で色を乗せようとせず、これ色ついてるかな~ってぐらいがいい感じですね。
薄く塗っていったほうが、膜がなめらかになります。
ちょっとワンポイント塗るだけなら、瓶のままでもいいんですが、広くなっていくと、筆ムラが出やすくなります。
乾燥中は重ね塗りしない
今回の専用うすめ液の状態みたいになっていきます。
塗った部分が剥がれていくと、どんどん段差になっていきます。
時間は掛かりますが、剥げそうになってきたら焦らずゆっくり乾燥を待ちましょう。
モールドなど、段差に溜まった塗料はこまめに取り除く
これをしないと塗料が溜まってモールドがなくなります。
塗る度に溜まるんですが、乾く前に筆先で吸い取ってしまいましょう。
それでも溜まってしまいますが、やるのとやらないのでは大違いです。
筆塗りもいいけどエアブラシが欲しい
いや、筆塗りでもそこまで不満は無いんですよ。これまで基本部分塗装だけだったんで。
しかし、今製作しているガンプラ、全塗装してまして、毎日ちょこちょこと塗っているんですが、なかなか進まないのです。
これがエアブラシだったりしたら、サーっと塗れちゃうのかなー。と思うと、欲しくなってしまうんですよね。
エアブラシだと、置き場所の問題、塗装ブースの問題など、まだまだ乗り越えないといけない問題があります。
塗装部屋を持っていない子育てモデラーには難しいですね。
おまけ 今年でMr.カラーが40周年だそうです。
新井模型店(presented by GSIクレオス&RRJ)#26
こちらの動画でこれまでの歴史が語られています。
なにやら新展開もあるそうですが、どんな商品がでるんでしょうか?
アクリジョンを更に塗りやすくなる魔法の水を作って欲しいですねー。
ご拝読、ありがとうございました!